※本イベントは、大好評のため満席となりました。
今年に入って西城秀樹さんのロックアーティストとしての再評価が高まっています。
独特のシャウトは聴くもののハートを鼓舞させるものでした。
西城秀樹がカバーしたロックの名曲を、今だからこそアナログ・レコードで聴く。
せたがや音楽プロジェクト代表の佐藤剛が解説と知られざる西城秀樹さんの才能と魅力に迫ります。
詳細
日時
2019年12月1日(日)
開場:13:30
開演:14:00~16:00
会場
世田谷タウンホール12階スカイサロン
入場
無料(定員60名)
申し込み方法
事前申し込み制
お電話で申し込みいただけます。
03-5478-8006(北沢タウンホール2F事務所)
受付時間 9:00〜21:00
※満員になり次第〆切らせていただきます。
出演
佐藤剛(トーク)
佐藤剛
1952年岩手県盛岡市生まれ、宮城県仙台市育ち。明治大学卒業後、音楽業界誌『ミュージック・ラボ』の編集と営業に携わる。
シンコー・ミュージックを経て、プロデューサーとして独立。THE
BOOM、ヒートウェイヴ、中村一義、由紀さおりなど、数多くのアーティストの作品やコンサートをてがける。2015年、NPO法人ミュージックソムリエ協会会長に就任。
著書にはノンフィクション『上を向いて歩こう』(岩波書店、小学館文庫)、『黄昏のビギンの物語』(小学館新書)、『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」
天才たちはいかにして出会ったのか』(文藝春秋)。
西城秀樹
日本の新しい歌謡曲は欧米の音楽シーンがロックの時代に入ったことの影響を受けて、1960年代のエレキブームやグループサウンズを経て、1970年代に入るとソングライターたちの顔ぶれが一気に若手中心になり、そこから百花繚乱の全盛期を迎えていくことになった。
そこに登場したのがロックが大好きな17歳、未知の可能性を感じさせる西城秀樹だった。
歌手になるために上京する直前の1971年9月27日、初来日したレッド・ツェッペリンが広島市民体育館でコンサートを行っている。それを観に行った西城秀樹はその段階で、ほんもののロックを体験していた。
1973年の「ちぎれた愛」で初めて組んだソングライターの安井かずみと馬飼野康二は、型にはまらない斬新かつダイナミックな楽曲によって、西城秀樹からロックシンガーの魅力を最大限に引き出した。
特筆すべきはBメロの最初に出てくる「♫ アー」の部分のニュアンスで、これは西城秀樹のほかには出せそうにない、ロック衝動に満ちた歌声だった。
16ビートのリズムに滑舌のいい歌声を乗せて、日本語のシャウト唱法も板についてきた西城秀樹は、ここからアイドルの枠を超えて、ロック世代の申し子らしい天性の才能を発揮していく。