身体で感じる至福のスパイス! 〜伝統と創造のカレーを味わう〜【TOKYO SPICE CURRY 赤と黒 下北沢店】|下北沢カレーフェスティバルミスカレー カリィミーまみが行く下北沢カレー探検記

みなさんは「赤と黒」と聞いて何を連想しますか?
トランプ? それともランドセル? 
19世紀のフランス作家スタンダールと答える人もいそうですね…!

ですが今日はぜひ、
「TOKYO SPICE CURRY 赤と黒」
下北沢にあるカレー屋を覚えていってください!!

デリバリーにも対応のスパイスカレー!

2020年にオープンした横浜ボンベイ高田馬場店の系列店。
こちらは、カレーの色から命名された「赤と黒」なのです!

”黒”を象徴するカシミールカレー
”赤”はコルマカレーをベースに、
ここでしか味わえない表現を追求した間借りのスパイスカレー屋でございます。

カシミールとコルマ。カレー好きの方でしたら、聞き覚えがあるかもしれません。
そのカレーの正体とは…?

カリィミーまみ

ここでは、
もっとみんなに知ってもらいたい、楽しく味わって欲しい、
そんな気持ちで下北沢のカレー屋さんを丁寧に紹介していきます。
   
「気になる!」「食べてみたい!」「お腹空いた!」
そんな感情を引き出して、より美味しく味わえるお手伝いを。
下北沢カレーフェスミスカレーのカリィミーまみがお送りさせていただきます!

目次

歴史を引き継ぐカレー

実は、1956年創業の老舗カレー店デリーの魂を引き継いでいる赤と黒。
上野デリーから始まった味は、柏ボンベイ、横浜ボンベイ…そしてさらに暖簾分けという形で広がっています。カレーのごとく濃厚な歴史が、デリーで修行された方々によって築かれているのです。

デリーの味に個性をプラスした形でたくさんのお店があるので、それぞれの味をたどってみるのも面白いかもしれませんね。興味がある方はぜひ調べてみてください!

あやしいですが、カレーです

下北沢駅東口から1分の場所にある赤と黒。
ビルの地下で営業するBARにて、ランチタイムの間借り営業をしています。
表に看板が立っているので迷うことはありません!

カレー屋であることを常に伝えている様子が伺えます

しかし、カレー屋ということが伝わらず、間違えて入ってきてしまう人もいるそう…!
ビルの地下なので、看板があったとしてもちょっとドキドキしてしまうのはわかります。

扉を開けると隠れ家のような空間が。
元のお店は音楽好きのマスターが営業するバーのようです。こういう場所とカレーって不思議と相性が良いですよね。

夜は下北沢WastedTimeがオープンします
お酒に囲まれてカレーは作られています

気になるメニューは?

カレーは各1,000円
1,500円であいがけができます
広島産牡蠣の薬膳カレー 1,400円
1日に2回食べに来た人がとても気になる

看板メニューの薬膳カレーカシミールカレーの他に、マイルドで食べやすいインドカレーもあります。
期間限定メニュー広島産牡蠣の薬膳カレーは、+200円で牡蠣を増やすことも。

牡蠣とのあいがけは1,700円で!
カシミールアグニ(ハバネロ)もカレーメニューです!

インドカレーや牡蠣カレーとのあいがけも可能ですので、「定番も食べたいけど限定も…」という方はぜひ。辛さからトッピングまで、幅広いカスタマイズができるのは楽しいですね!

こっそりと書かれている「カシミールアグニ 1,100円」はカシミールカレーにハバネロを加えた激辛カレーとのこと。カシミールでも物足りない方はぜひ挑戦してみては!?

こちらもかなり気になるメニュー。おすすめのトッピングを全乗せして味わいたい…!
今回はやはり定番を…と思いつつ、期間限定に弱い筆者は牡蠣を使った薬膳カレーとのあいがけを選びました。

身体が喜ぶスパイスカレーを実食!

広島産牡蠣の薬膳カレーとカシミールカレーのあいがけ 1,700円

見てください、このボリューミーなタンドリーチキン…!
しっとりと焼かれた鶏むね肉……口の中で広がっていく旨味をぜひ味わってほしいです。
「鶏むね肉もうまく調理すれば柔らかくて美味しい。しかもヘルシー」という理由でむね肉を採用しているとのこと。

カレーの標高にうっとり…
つややかな半熟たまごもついてきます!

その話の流れで教えていただいたのは、カレーに使っている油について。
使用しているのはグレープシードオイル。クセがなく料理の味を邪魔しない植物油で、抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富なぶどうの種から抽出されたものです。
健康面も意識した素材選びにこだわりを感じます!

ではひとつずつみていきましょう!

広島産牡蠣の薬膳カレー

1日に2回食べに来る人がいると噂の自信作!

食べる前から「おいしい」は始まっています。
たっぷり入った博多産万能ねぎと、プリッとした牡蠣の姿にゴクリ…
玉ねぎと生姜がたっぷりのサラサラとしたカレーソースは、高田馬場ボンベイの薬膳ボンベイがベース。
隠し味にアンチョビが使われているとのこと。発酵食品特有の風味と塩気が深い味に仕上げるのですね。

ビジュアルで伝わる”美味”

そして食べ始めると、身体が…熱い……!?
身体の内側から発汗しているかのような、じわじわとやってくる熱。
いろんなカレーを食べてきましたが、激辛じゃないのに汗をかいたのは初めてです!!
玉ねぎをはじめとした素材の旨味が複雑に重なり、一口の満足度が本当に高い。
ふんだんに使われたスパイスと、カレーの美味しさを両立させた感動の一皿です!

カリィミーまみ

こちらの薬膳カレー、なんと二日酔いにも効果があるという話。
たくさん飲んだ翌日のランチは薬膳カレーに行くしかない…!

カシミールカレー

デリーのカシミールカレーよりは、もう少し食べやすくした辛さとのこと

サラッとしたブラックカレー。
そこから何重にも香るスパイスがとにかく食欲を刺激します。
この中に長い歴史が刻まれていると思うと、とても感慨深いですね…
こちらは醤油が隠し味。醤油の旨み成分でコク、そして味の奥行きを作っていくのですね。

サラッとした口当たりで食が進みます

濃厚スパイシーなコク深さ!!
爽快な辛さとスパイスの香り、そして深い味わい
シンプルな見た目に反した味の複雑さがもうたまりません。
控えめとは言えしっかりとした辛味。口へ運ぶ度に積み重なっていく辛さが、カレーの印象を変化させるのがまた面白い。これが”ヤミツキになる”ということなんですね…!

カリィミーまみ

ずっとポカポカする身体と複雑な旨味に翻弄されているうちに、お皿からカレーは消えていたんです…不思議です…
ごちそうさまでした!

サッカーとの繋がりがあるカレー屋

北海道コンサドーレ札幌の公式パートナー店でもある赤と黒
なんと、カレー好きのコンサドーレサポーターの方に繋いでいただいたご縁だそう。
「赤と黒」という名前でお店をやっていたら、同じイメージカラーのサッカーチームと繋がってしまった…なんて面白い話、なかなか聞けませんよ!?

すべては書ききれないのですが、気さくな店長から聞くいろんな話には、人との繋がりを大切にしている姿新しい挑戦を見据えている様子が感じられました。
今までも飲食店も超えてコラボをしていたりと、これからの活躍にも注目のカレー屋さんです!!

「赤と黒」といえば下北沢のカレー屋さん。
明日のランチは、このユーモアの先に広がるスパイスを体感してみるのはいかがでしょうか?

カレー屋ですので、安心してお入りください!

SHOP INFO

店名:TOKYO SPICE CURRY 赤と黒 下北沢店
住所:世田谷区北沢2-11-4 佐藤ビルB1階
営業時間:11:00〜15:00

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この記事を書いた人

\スパイスLOVERを増やす/
ほんの少しの知識で美味しさや感じ方が変わる食体験を通して、カレーとスパイスの面白さを広げていく活動をしている。

カレーによって変えてもらった人生を、カレー・スパイス業界に費やしていきたいという思いで下北沢ミスミスターカレーグランプリ獲得。

60種類超えのスパイスを持ち運びながら生活をしていた元アドレスホッパー。現在もカレー目的で県外に出かけることが多い。

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