インドから一番遠い印度へ 〜日本初!? カツカレーチーズナンを食らう〜【印度 下北沢店】|下北沢カレーフェスティバルミスカレー カリィミーまみが行く下北沢カレー探検記

下北沢はとにかく商店街が多い。
全部で6つもあると言われたら、それだけで賑やかさが伺えるだろう。
駅前にある4つのうちのひとつ、下北沢南口商店街は古着屋の文字がたくさん。

ググッと進んだ先。左手に見えてくるのがピュアロード。
そこに入れば唐突に出現するオレンジの存在。

こちらが今回の目的地「印度」でございます!!

カレーは好きですかー!?
チーズナンは好きですかーー!?
コスパは好きですかーーー!?
そしたら今日は「印度」に決まり!
なんと至福のチーズナン食べ放題!!

こちらは2023年3月に移転オープンしたインド料理屋。鮮やかな橙色は、視界に入ったらもう目が離せません。
めいいっぱいお腹を満たしたい人におすすめのインドカレー屋です。

チーズの誘惑に身を任せましょう

「ナン」ではなく、「チーズナン」の食べ放題があるのは珍しい。
多くのお店では、2回目のチーズナンを食べるとしたら単品での提供しかありません。
炭焼きというのもまた嬉しい。強い火力と遠赤外線でじっくり焼き上げられたナンは風味豊かで香ばしくクリスピーな外側と柔らかな内側の食感がたまりません。

それに物価高騰のこのご時世。肉やスパイスはもちろん、油や小麦、さらには光熱費まで。これまでにない値上がりに耐えられないお店が多い中、「テイクアウト500円」の文字は力強ささえ感じます。

リニューアルされて広めの店内は38席。家族連れや人数多めでも気軽に利用できるのが良いですね。カウンター席もあ理、ひとりでもフラッと入れるのは嬉しいです。

カリィミーまみ

ここでは、
もっとみんなに知ってもらいたい、楽しく味わって欲しい、
そんな気持ちで下北沢のカレー屋さんを丁寧に紹介していきます。
   
「気になる!」「食べてみたい!」「お腹空いた!」
そんな感情を引き出して、より美味しく味わえるお手伝いを。
下北沢カレーフェスミスカレーのカリィミーまみがお送りさせていただきます!

目次

「カツカレー、なぜライスを選んでしまうのか?」

お気づきの方もいたかもしれませんが、お店の看板よりも一際視線を引く「絶品カツカレー」
こちらは食べ放題ではありませんが、看板メニューの人気カレー。そもそもインド料理屋でカツカレーというのも珍しいのですが、ここではライスだけでなく、ナンチーズナンの選択肢もございます!

ライスは大から小まで。チーズナンは1枚。ナンは2枚です。

みなさんは、お店に行く前に口コミなどをチェックしますか?
筆者はメニュー内容について調べることが多く、今回も口コミやブログを徘徊。
そんな中、あることに気づいてしまいました。

印度の絶品カツカレーは

“チーズナン or ナン”を選べる

しかし口コミでは

カツカレー”ライス”の人ばかり
※1件だけチーズナンの人見つけました

どうしてでしょう。チーズナンにカツ、さらにカレーが加わって美味しくないはずがありません。
そもそもカツカレーとナンの組み合わせで食べられるお店というのが新しい。余計に気になります。
チーズナン食べ放題も魅惑的ですが、今回はカツカレーで行きたいと思います。

カリィミーまみ

日本人に根付いたカツカレーのイメージはライス…
もしかしたら「日本生まれ」にある!?

カツカレーとチーズナンの話

カツカレーとチーズナンには共通点があります。
実は、どちらも日本で派生したものということ。

カツカレーは銀座スイスさんが発祥のお店。昭和22年創業の洋食屋さんです。
「カレーにカツをのせてくれ」と、プロ野球選手 千葉茂さんのお願いから生まれたそう。
最初は煮込みカツカレーだったらしいです。

チーズナンはネパール人が日本で生み出したものと言われています。
愛知のスバカマナさんが元祖とのこと。正式なルーツはわからないのですが、インドでも一般的ではないのは間違いなさそう。

そもそも「ナン」ですら、初めてが日本というインド人が多いくらい。タンドール窯と呼ばれる調理用オーブンで焼かれるナンは、北インドの宮廷料理として作られていたものなのです。
インドカレーの定番スタイル「ナンで食べるカレー」はそれがベースになっているんですね。

あんこナンやチョコナンといったスイーツナンもあるくらいなので、バリエーション豊かなナンの進化はこれからも楽しみです。
ちなみにナンの起源はペルシャ料理でイランの食べ物。

カリィミーまみ

インドどこいった。

メニュー紹介

カツカレー以外のメニューもさらっとご紹介!

とにかく食べたいなら迷わず炭火焼きチーズナン食べ放題コース 1,580円
もちろんノーマルなナンとライスも食べ放題で、日替わりカレー全種類食べられる満腹コースです。
食べ放題のバリエーションはいくつかあるので、好みに合わせて頼んでみてください!

ランチセットはとにかくコスパがいいんです!!
なんとスペシャルランチセットは680円。ラッシーもついてくるのは嬉しい。

Aセットは980円チーズナンが食べ放題。カレーも2種類選べます。
更にお得なBセットは880円チーズナンが2枚も。良いタイミングで2枚目を出してもらえるらしいので、2度も焼き立てを味わえます。

ハニーチーズナン2枚カレーセットは980円
クセになる甘じょっぱさに浸れるのは嬉しい。自然の甘みとチーズの塩気にカレーという組み合わせがたまらないんです。はちみつはトッピング100円でつけることも可能です。
体験したことがない人はぜひ。

絶品カツカレー+炭焼きチーズナン、実食

メニューを眺めている間に、第一陣が到着。

印度はトンカツ屋さんとしての顔も見せてくれるようです

最初に来たものはサラダとクレイジーソルト、そしてとんかつソース。
「カツはまず、マジックソルトでどうぞ」とのこと。

続けてトンカツとカレー、チーズナンが登場!

絶品カツカレー(ポークキーマ・炭焼きチーズナン)1,180円 ※食べ放題ではありません
清潔な環境で飼育される安心安全の豚肉、SPF豚を使用したカツ

カリッと揚げられた美しい狐色お肉はキメが細かく身がしっかりした印象
まずはカツをそのまま、おすすめされたクレイジーソルトで実食。

クレイジーソルトは、岩塩と6種類(ペッパー・オニオン・ガーリック・タイム・セロリ・オレガノ)の
ハーブをブレンドした調味料です(公式より)

え!ケンタッキーの味!?
トンカツ屋さんでは出会えない風味の既視感に驚きです。
SPF豚はあっさりしていて、サクサク感との見事なバランス。
とんかつソースでもいただきます。

とんかつソースで食べると「これだ〜」となるのが日本人

プリッとした脂身は歯切れも良く、豚特有の臭みもなく非常に食べやすいです。噛むほどに味の奥行きが生まれるしっかりとした食べ応え。
インドカレー屋にいることを忘れます。

もし食べ放題だったら、このクオリティが何枚も食べられるって…コト!?

チーズナンはこんな感じ!
持ち上げればとろりと、いい色をしたチーズナンです。大きさは15cmくらいで、チーズの量も多すぎず少なすぎずでちょうどいい。

もっちりとした食感でシンプルな味わいのおかげか、チーズをしっかり感じます。こういうのがいろんな味のカレーに合いやすい。

グレイビーポットに入ったカレーはキーマカレー(辛口)

もってりとした感じがナンにはピッタリ!!
玉ねぎの甘みを感じられる親しみやすい味わい。肉感は控えめのカレーですが口当たりは柔らかく、フルーティさもあって重たくありません。

辛口のカレーを選びましたが、口に残るような刺激はないくらい。辛さの基準は結構控えめのお店かなと思います。より刺激が欲しい方は辛さをプラス(大辛50円、激辛100円)することも可能!

そして、それぞれのパーツをこのようにしていただきます。

これが「カツカレーチーズナン」だ!

チーズナンにカツを乗せ…
ドーーーーーーン(画像をクリックすると動きます)

カツカレーをチーズナンでサンドものがこちら!!

おしゃれハンバーガースタイル(ナイフとフォークで)

トンカツのジューシーさにこのカレーが良く合う。カレーはたくさんかけるのがおすすめ。揚げ物の重みをサッパリしてくれて、そこへチーズナンの味わいが加わり……これはクセになります。
ビールが欲しくなるかもしれません

スプーンでカレーをどんどん盛って

カツを挟んでカレーかけたらとても食べやすかったです!
食べるときにカレーをかけるので、カツのサクサク感も損なわれません。ぜひ真似してみてください!

カリィミーまみ

トンカツがしっかりフルサイズなので、ボリューム感はスゴイ!
チーズナン1切れにカツ1切れ。クレイジーソルトやソース、カレーもたっぷりあるので最後まで美味しくいただけます。
ごちそうさまでした!

バターチキン(甘口)
ほうれん草(中辛)
レモンクリームチキン(甘口)
グリーンカレー(辛口)

カレーは4種類常備。
バリエーション豊かな日替わりメニューはいろいろ試せるから嬉しいですね。辛口でも食べやすい刺激ですので、お子様や辛いものが苦手な人も安心して食べられます。

まとめ

インドには存在しないカツカレーとチーズナン。
揚げ物とチーズ、そして小麦粉の出会いに期待を持てたなら、それは美味しいという天啓。
とんかつ好きチーズ好きファーストフードが好きな人にも推したい!!
願わくば、流行って欲しいカツカレーチーズナン

インド料理にトンカツという発想が気になったので聞いてみたのですが、印度のメニューは日本人の方が考えているそう。
現地じゃないからこそ生まれる発想、誰かのアイディアで発展していく食文化というのは非常に面白いですね。

食の楽しさを、ぜひ印度で体感してみませんか?

SHOP INFO

店名:印度 下北沢店
住所:世田谷区代沢5-32-10 ラパシオン下北沢 1階
営業時間:11:00〜22:00

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