美食家もうなる!たこ焼きとスパイスが生み出すシンフォニー


 

下北沢の街角にひっそりとたたずむ赤提灯が目印のお店。

 

看板もない中、本物の味を求めた食通たちが吸い込まれていくスパイスたこ焼き&スパイス料理のお店タコムマサラダイナーを紹介します!

 

たこ焼き、とは

 

たこ焼きとは:

 

小麦粉の生地の中にタコと薬味を入れて直径3−5cmほどの円形に焼き上げた郷土料理。

たこ焼きの創設者と言われている遠藤留吉氏が大阪市で作り始めたことから、戦後大阪を中心に急速に広がったといわれている――(Wikipediaより)

 

 

しかし、ここタコムマサラダイナーは違う。

 

誰もが知っているあのたこ焼きとは一味も二味も違うのである。

タコムマサラダイナーで提供するたこ焼き、その名もスパイスたこ焼き。

4個入、6個入から選べるが、とにかく全然違うのである。どこが違うって?

そもそも私が知っているたこ焼きにはスパイスは入っていない。しかもトッピングまで選べるという始末。しかもそのトッピングが①ちょいがけイチジクソース②和風ごま油醤油麹③爽やかスパイス塩昆布というなんとも想像できないラインナップから1種類選ぶスタイル。

 

お好み焼きソースとマヨネーズがふんだんにかかった庶民のソウルフードがたこ焼き!と、今まで教えられてきた概念が通用しないタコムマサラダイナーの全貌とは?

 

エスニックな内装に惹かれて

 

扉を開けるとまず目に入るのはカウンター席。

花模様にも見える可愛らしい床のタイル、鮮やかな花柄の荷物入れやクッションが目を引き、決して広いとは言えない店内ながらも、なぜだか居心地良く感じる空間がそこに。

 

奥には最大6名が寛げるテーブル席が一つ、その上に浮かぶ数個のランタンは台湾にきたような錯覚さえ感じるほど。

 

あれ、パスポート持ってきたっけ?いやいや、ここは下北沢駅から徒歩5分。

さあ、パスポートがいらないスパイスの世界へようこそ!

 

異国情緒溢れる店内。壁や床のタイル、ランタンや食器がなんとも可愛らしい。

 

 

スパイスとの相性を第一に考えた絶品たち

 

実はここ、コロナ禍どこ吹く風、ランチタイムは常に行列待ちのカレー屋旧ヤム邸シモキタ荘のマネージャーが独立し新しくオープンしたお店なのです。

個性豊かなメニューの中から本日ライターが選んだのは以下3つ。

 

・スパイスたこ焼き(6個)爽やかスパイス塩昆布トッピング

・オリジナルキムチ イカ塩辛と九条ネギのキムチ

・マトンと茄子のミニカレー(飯付き・温玉のせ)

 

ドリンクメニューはスパイスと合うものを店主が一つ一つセレクト。日本ではまだ馴染みのないシェリー酒やオレンジワインといった変わりダネも。おすすめはスパイスを引き立てるシェリー酒のソーダ割だとか。

「では、シェリー酒ソーダ割を!」という言葉をグッと堪え(時刻はまだPM3時)、飲み物はオリジナルクラフトコーラと書かれたタコムクラフトソーダをオーダーしました。

 

 

しゅわしゅわ〜という泡の音、ほのかにツンと香るスパイスと共に出てきたタコムクラフトソーダでいざ乾杯!一口飲むだけで黒胡椒にも見える黒いつぶつぶが喉仏を通り、胃までスーッと通り抜けていく感覚。ハッカクやバニラビーンズ・コリアンダーなど数種類のスパイスをブレンドしているようで、とにかく癖になる味。これはまずい、一口目から手が止まらない。

 

 

調理がはじまると店内中に立ち込むスパイスの香りがさらに食欲をそそります。

 

そわそわしていると待ちに待ったたこ焼きの登場!

ん?見た目は思ったより普通。ソースとマヨネーズ、鰹節・青のりがかかっていないたこ焼き。そこに別皿で提供された一見普通の塩昆布(にスパイスがかかったもの)。

なるほど、素で勝負するタイプね。受けて立とうじゃないの!

 

 

店主の挑戦的な表情を横目に(*いえ、実際は調理と接客で忙しくされていました)ゆっくりお箸を入れるライター。中から出てきたのはとろ〜りとろける、ほんのりカレー色?の生地と刻まれた野菜たちが!

食べる前から目で楽しませてくれるじゃないの!

 

 

スパイスが全面的に主張してくるのかと思ったら、出汁の味がしっかり効いていて、絶妙なタイミングでスパイスが絡み合ってくる感じ。確かにソースがなくてもこれだけで十分楽しめます!

 

2個目は別添えの塩昆布を少しのせて。塩昆布にカルダモン?のピリッとしたほろ苦さが加わってさらにスパイシー!ヒーハー!「たこ焼き+塩昆布+スパイス」、個々で見ると全く相容れない3人が悪の結社に立ち向かうべく力を合わせ、互いの味を全く壊すことなく協力し合っている不思議な感覚・・・!(あれ、なんの話?)

 

この味を言葉で説明するのがとにかく難しいので、気になる方は一度食べてみるしかありません。

 

手作りキムチも辛すぎず、お酒が進む一品に。カレーは私がわざわざ説明する必要もないですね。間違い無いです。今回、私がいただいたのはマトンでしたが、時期や仕入れのタイミングによって牛やマグロに変わるそうです。

 

旧カレー屋のマネージャーのお店と言ってもカレーは常にある定番メニューではなく、お店の目印となっている提灯の中に「カレーライス」と書かれた黄色提灯が掲げられている時にのみ提供されているとのこと。これは嬉しいプチ情報!

 

 

取材当日は平日にも関わらず、15時のオープンと同時に2人組が来店。

オープンしたばかりにも関わらず、休日はすでに予約や長蛇の列で人気殺到中だそうです。

2月23日より正式オープンしましたが、定休日やオープン時間などは随時お店のTwitterよりチェックしてください。

 

スパイスがちょっと苦手、という人にこそ行ってもらいたい。

ついにここであなたのとっておきのお店が見つかるかも。

 

 

 

タコムマサラダイナー

Twitter:@takomushimokita

Instagram:@takomushimokita