秋のcoffee Special!! この記事をご覧いただいた方限定で、NORAH'S COFFEE TABLE にて ブレンドコーヒー 1杯 200円→ 100円! カフェラテ 1杯 320円→ 250円! スタッフに画面を提示してください。※お一人様1杯まで(2017年11月12日まで)
みなさんは下北沢にお気に入りの珈琲ショップはありますか?
コーヒーの美味しさと、居心地の良さ。
勉強(仕事)、読書、打ち合わせ
BGMや、
スイーツもおいしい。
お店スタッフとの距離感
おしゃべりがしやすい。
お店を選ぶ基準はたくさんあるかと思います。
今年4月にオープンした NORAH’S COFFEE TABLE は、エスプレッソコーヒーやお好みのドリップコーヒーがリーズナブルに楽しめる本格的なコーヒースタンド。店内にはレコード・ジャケットが飾られ、心地好い音楽が流れています。音楽とコーヒーの相性にこだわった、素敵なお店です。
まずはNORAH’S COFFEE TABLE の新しいメニューをご紹介。
Milk Chocolate <ミルクチョコレート> 350円
温かくて優しい味わいのミルクチョコレートに、ジャムクラッカーを添えられています。
一緒にいただきたいのは、ハンドメイド ケーキ(¥250)、ブラウニーケーキ(¥250/¥450)、クッキー(¥100)など、スイーツも◎ 思わす手に取ってしまう可愛さです。
その中でもオリジナルプリンは、アイスクリームとホイップを加えたプレート。イタリアンロースト デミサイズコーヒーとセットで ¥400。
NORAH’S COFFEE TABLEのノラって?
店内には、数々のレコードや音楽雑誌が飾られています。NORAH’S COFFEE TABLE という店名でピントきた方も?
店主さんにお話を伺うと、「女性がおひとりでも、安心してコーヒーを楽しんでいただけるお店にしたいので、ジャズ・テイストでスタイリッシュな音楽を探して、店内の音楽としています。もともと、ノラ・ジョーンズの音楽のムードが似合うコーヒー・スタンドにしたかったので、店内に飾るジャケットはノラで統一しています。」と、音楽とコーヒーを楽しめるお店です。ノラ・ジョーンズが好きな方は一度訪れてみてはいかがでしょうか?
音楽とコーヒーをより楽しんでいただきたい。
そこで2名のゲストを向え、音楽とコーヒーについてお話を伺います。
ここからは、“コーヒーに合う音楽”をテーマに下北沢に縁のある2名のゲストを迎え、2回にわたってそれぞれお話を伺います。まず第1回目は音楽ライターの内本順一さんです。
内本順一
音楽ライター。下北沢在住約15年。洋楽、邦楽問わず幅広く執筆を手がけるが、とりわけ女性シンガーへの思い入れが強い。ノラ・ ジョーンズはデビュー時から国内外で数多く取材を行なっている。
ー下北沢で暮らし始めてどのくらいですか?
内本:15年くらいですかね。僕が住み始めた頃は、商店街に昔ながらの個人商店が結構あったけど、すっかりなくなりました。今でも行くのは『山角』とか。居酒屋で飲んで遅くに『フーチー(風知空知)』に行く、みたいな。
ー下北は、ライヴに行くのも便利ですよね
内本:GARDENまで自転車で2分、とかね(笑)。とにかくライヴハウスが多いのは便利ですよ。僕達は頻繁にライヴに行くじゃないですか。下北以外のライヴでも、渋谷、新宿、六本木…どこでも出て行きやすいのがいい。
ーでは、早速<コーヒーに合う音楽>をご紹介下さい。
内本:女性シンガー系でまとめてみました。
ーNORAH’S COFFEE TABLEなだけに!
内本:カーディガンズ、プリシラ・アーンとステイシー・ケントです。
ーカーディガンズって、コーヒーですか?
内本:はい。そうしました(笑)。コーヒーを飲む時間に聴くということは、お酒を飲む時間に聴きたいのとは違うってことじゃないですか? お酒を飲むのは夜遅く。飲んだら酔っ払って、その後はもう、何もしなくていいならば、お酒を飲みながら聴く音楽では高揚したい、気分を上げたいですね。ロックやソウル、R&Bで、エモーショナルな気持ちになりたい。
逆にコーヒーの時間は、感情的になりたくない。カフェに来るのは、ご飯の後の口直しというのもあるけど、大抵は仕事に飽きて気分転換をしたい時なんです。だから音楽も、「あ、なんか流れてるね」くらいの感じがいいんだけど、かといって、リラックスに特化しすぎて“流れているだけ”というのも味気ない。「これ、いいよね」って言えるくらいには、音楽が自分の中に入ってくる。だけど、邪魔にはならない。
ー微妙な距離感ですね(笑)。
内本:(笑)。で、もともと女性シンガー好きの内本だったりするわけですが。女性の声フェチみたいなところがあって。心地好いけど少しだけ引っかかる、みたいな声が好きなんです。いわゆる“美声”とは違う。ノラ・ジョーンズ は、まさにその代表格で、流れていると、ちょっと引っかかるじゃないですか?だからと言って、ここでノラを紹介するのは芸がないかな、と(笑)。
ー1枚ずつ紹介していただいていいですか?
内本:カーディガンズと言うと、みんな「カーニヴァル」と「ラヴフール」ですよね。ポップで可愛いくて、渋谷系のイメージとも重なって。実際、あの頃の彼らはそういうテイストでした。でも、僕は、この5作目の『ロング・ゴーン・ビフォー・デイライト』こそ、最高傑作だと思っています。初期のポップな感じとは違いますけど。ビートルズは前期も後期も評価されたけど、カーディガンズは前期しか評価されていないのがもどかしくて、「後期もいいんだぞ」と知らせたくて、持って来ました(笑)。ニーナ・パーションの声が、本当に好きでね。
ー甘い声ですよね。
内本:甘いけど、このアルバムなんかは渋いのとも違う、なんだろう……アルバム自体がカウボーイ・ジャンキーズのようなオルタナ・カントリーのニュアンスを持っていて、枯れた味わいの良さがあります。アップテンポの曲がなくて、スロウな曲ばかり。ちなみにギターのピーター・スヴェンソンは、今や、ワン・ダイレクション、ジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデらの曲を手がける売れっ子ソングライターですよ。
ー次はプリシラ・アーンですね。
内本:プリシラと、ニーナと、今回はチョイスしませんでしたけど、コリーヌ・ベイリー・レイの3人は、結婚したい女性でもあります(笑)。プリシラは日本デビュー前から好きでプッシュしていたので、特別な思い入れもあるんです。『幸せのみつけ方』は、セカンド・アルバムで、プリシラの最高傑作。彼女の声は、爽やかで清涼感があるんですけど、その中にせつなさの成分もある。収録曲の「Cry Baby」なんて、せつなさ全開ですよ。
ー最後はステイシー・ケントです。
内本:単純に、ジャンルとしてコーヒーに合う音楽は?と聞かれたらボサノヴァだと答えます。ボサノヴァ・フィーリングを持っている音楽でもいいかもしれません。彼女は最近、ボサノヴァをたくさん演っています。でも、ボサノヴァ以外に映画音楽みたいなのも演っていて、それもすごくいいんです。
このアルバムも、半分はボサノヴァですけど、半分はオリジナル曲で、このオリジナルがめちゃくちゃいい。タイトル曲の「チェンジング・ライツ」とかね。清涼感だけではない、彼女のドラマが見える声、というのかな。夕方から夜にかけて、コーヒーを片手に聴きたいですね。そうです、僕の中で、コーヒーって、夕方のイメージなんですよ。
今回の取材したのは、音楽ライターの赤尾美香。
デビューから現在に至るまでの内本順一氏によるインタビューや、全作品紹介、ノラ・ジョーンズを作り上げている音楽的背景など、ノラのすべてが詰まった日本初のノラ・ジョーンズ・ブック。彼女のファンなら楽しめる<女性シンガー・ガイド>も掲載。ノラを入口に音楽人生を広げていきたい人も必携。
『オール・アバウト・ノラ・ジョーンズ』
監修:赤尾美香
シンコーミュージック・エンタテイメント刊
いかがでしたか?
コーヒー・タイムをより楽しく、充実させるための音楽、
次回は、下北沢を拠点に良質の音楽関連本を送り出す『
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▼お店情報
店名 | NORAH’S COFFEE TABLE |
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店名カナ | ノラズコーヒーテーブル |
住所 | 東京都世田谷区北沢2-26-25 kuboビル 1F |
TEL | |
営業時間 | 月〜木 9:00〜20:00 金土日祝 9:00〜21:30 |
定休日 | なし |
クレジットカード | × |
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